第1分科会 テーマ「組織と運営」

「活力と魅力のあるPTA組織と運営を考える」
~合言葉「私たちは西奈中が大好きです~

要点

daiichibunkakai01「地域とともに育む」 目標達成のためのPTAホームページや広報紙を活用した地域への情報発信、地域への貢献や町内会等の行事への参画により地域との交流を行い、地域と共に子どもたちを育てるための土壌を培いたいと考えた。
「親子のふれあい」 中学生にもなるとなかなかできないのが実情であり、これをPTAがお手伝いしようとさまざまな学校・PTA行事において積極的に子どもたちとの協働の場を設けることにし、家庭教育のきっかけづくりにしたいと考えた。
「PTA活動の活性化」 PTA活動の原点に立ち返り、その必要性を検証し、PTAのあるべき姿、多くの会員が参加したくなるPTAのあり方を模索することによりPTA活動の活性化を図るきっかけづくりができればと考えた。

 

長野県岡谷市立湊小学校PTA会長 小坂 定芳

「多くの会員の参加によるPTA活動をめざして」
~地域や学校の特色を生かし地域と連携したPTA活動~

要点

テーマは「PTA活動への関心を高め、より多くの会員が積極的に参加できるPTA活動はどうあったらよいか」。 サブテーマとして「地域や学校の特色を生かし地域と連携したPTA活動」を加えた。 テーマを設定した理由は、PTA活動に対し会員の参加が少なく「役員の皆さんに任せておけばいい」といった意識が感じられ、 参観日などでは授業参観には出席するが、その後の講演会や研修会などには参加者が急減に少なくなってしまうのが現状であることから役員中心のPTA活動を脱却し、 多くの会員が学校づくりやPTA活動に参加する意識を高めたいという願いから作られたものである。
参加意識を高めるために親子で触れ合える活動、子供の安全を守ることをテーマにした活動、 参加しやすい期日・日程の工夫、インパクトのある内容、子供の成長につながる研修などを踏まえ、 地域の特徴を生かし地域と連携した活動、積極的な発信などを通じて、親子ともに参加したくなる活動の企画を試みたいと考えた。

まとめ(コディネーター)

どこのPTAでも悩んでいるのが、保護者の関心度が低い、ということであろう。 今回の2校の発表から、それを高めるためのポイントをまとめてみると以下のようである。

  • 行事を行いその中から必要な要素を見つけていく。
  • PTAとして地域行事に参加して、PTAとしてかかわりを持っていき、関心度を高めていく。
  • 地域行事に親子して参加し遊んで、地域にかかわっていくことで意識の向上につなげる。
  • きっかけ作りを大切にしていく。様々な行事を行うことにより、ちょっとしたきっかけで活動に参加していくようになっていく。

まとめ(助言者)

二つの事例の発表を聞いて、皆さんが精力的に頑張っている様子を感じとてもうれしく思った。
二つの事例から次のようなキーワードが出てきたように思う。

  • 男性をどのようにして引き込むかを考えていくこと。
  • 祭りなどの地域の行事とのつながりから考えていくこと。
  • 負担を減らしていくために、目的をはっきりさせていくこと。

daiichibunkakai02組織を運営していく上での役員決めはどこのPTAも難の一つである。本日の事例を参考にしていってほしい。PTA活動は時代に合わせて見直していくことが大切である。 毎年同じことを行っていくのはPTA行事にすぎない。是非、共に話し合いながらPTA活動を盛んにしていってほしい。
ホームページに関しては、立ち上げはよいが維持していくことの方が大変であり、また大切である。できることから始めていくようにしてほしい。
日本PTAに所属した時に学んだことは、一人ひとりのニーズにマッチした組織や運営を考えていかなければならないということである。
日本PTAの組織の考えは逆ピラミッド型である。多くの単位PTAが頂点である。まず家庭、次に仕事。出れる時に出る考えで、できることから出発が組織の成功の基である。

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